- kantamasan
無花果の話

皆さんこんばんは。
今日(日付変わって昨日)は、かんたまさんがイチゴ農家として存在する上でとてもお世話になった方のお宅へ行って参りました。
かんたまさんの就農はあまり計画的とは言えませんでした。特に資金面についてはほとんど余裕がなく、勢いに任せて農業の道に踏み込みました。今考えると我ながら無謀だったなあと思います。
イチゴ農家を経営するにあたって最も重要な設備はビニールハウスですが、その多くを無償で提供してくださったのが新南陽にあるイチゴ農家さんです。
特に娘さんご夫婦とは齢も近く話も合い、就農直後は頻繁にお会いできて夢を語り、とても濃いお付き合いが出来たのですが、現在は旦那様(日本人よりもおもてなしの心が分かる、心底温かい中国の方)のお仕事の都合と、奥様のお仕事(二胡奏者であり、先生)の都合で、生活の拠点を上海に移され、そしてこちらもイチゴ栽培に追われているためなかなかお会いできずにいます。
ご夫婦にはお会いできませんでしたが、今日は本当に久しぶりに、ハウス跡地の残っていた後片付けを行うことができました。
かんたまさんはびっくりするほどたくさんの方々に支えられて、ここまで何とか来れました。感謝。
写真は我が家の無花果。品種はビオレソリエス。昨年までは小さな実しか生らず、諦めていたのですが、今年は植木鉢のそこから根が這い出し、ほぼ地植えになったためかぐんぐん成長して美味しい実をつけてくれました。
かんたまさんは現在、冬春のイチゴ、夏のトマトがメインとなっていますが、これからはこの無花果やその他生り物を充実させていく予定です。
かんたまさんの希望の一つが様々な分野の方々と繋がること。直接食べていただくお客さまもそうですが、例えばレストランやケーキ屋さん。そういった方々を単なる「イチゴとお金を交換する取引相手」と位置づけるのではなく、「どうすれば皆を笑顔にする料理やお菓子ができるか」を一緒に考えながらワクワクすることができるパートナーとしてお付き合いできれば、と日々考えております。
この無花果も「あの人ならこう使ってくれるかな」とか考えながら、今はモフモフと家族で頬張ってるんですけど!